
3Dプリンタスライサーソフト「AMmeister」
造形精度向上と造形時間短縮を同時実現
◆Z軸方向のスライスピッチを可変で設定
◆複数個造形時に造形条件を個別に設定
国産3Dプリンタースライスソフト
造形精度と造形時間短縮を同時実現

AMmeisterは、2018年にリリースされた国産のスライスソフトで、DMEC社やエスケーファイン社の市販3Dプリンターに採用されているほか、自社製品向けの特殊な3Dプリンター向けにカスタマイズ納品も行っています。高精度な造形が可能であり、透明樹脂使用時の高い透明度確保や、カスタマイズによるオリジナル動作の定義が可能です。さらに、DMEC社のプリンターを用いた造形サンプルを無償提供しており、微細形状や嵌め合い精度、造形肌、透明性の評価ができるモデルを提供します。また、POLYGONALmeisterを活用することで、自動メッシュ整形、差異検出、厚み検査などの機能による効率的なデータ処理を実現し、3Dプリンティングにおける課題解決とDX推進を強力に支援します。

MEX/FDM対応スライサー
開発パートナー

国内の3Dプリンターメーカーは、スライスソフトとしてオープンソースソフトウェアや欧米製の市販ソフトを採用していますが、これらのソフトでは造形品質に課題が生じても十分な技術支援やサポートを受けることが難しく、独自の3Dプリント機構を活用するためにはカスタマイズや独自開発が必要となります。しかし、ソフトウェア開発部門を持たないメーカーにとって、このハードルは非常に高いのが現状です。
この課題を解決するために、UELは光造形用スライサー「AMmeister」をベースに、MEX/FDM方式の3DプリンターでデファクトスタンダードとなっているMarlinファームウェアに対応したスライスソフトの開発に取り組んでいます。Marlinは、2011年にRepRapプロジェクトのために開発された、世界で最も普及しているオープンソースの3Dプリンターファームウェアです。
現在、この新しいスライスソフトの開発・実装を共に進めるパートナーを募集しています。 3Dプリンターメーカーや関連技術を持つ企業の皆様と協力し、日本発の高品質な3Dプリント環境を構築していきたいと考えています。ご関心のある方は、ぜひお問い合わせください。
採用事例
ディーメック株式会社は、光造形方式の3Dプリンターの販売および保守メンテナンスを手がける企業です。3Dプリンターの性能を最大限に活かすため、同社では標準スライスソフトウェアとして「AMmeister」を採用しています。
AMmeisterの強みは、自由度の高いパラメータ設定によって、日々進化する3Dプリンターの性能を最大限に引き出せる点です。現在、ディーメックでは自社の立体モデル受託製作にAMmeisterを活用するだけでなく、3Dプリンター導入企業に向けてAMmeisterの販売も行い、より高度な造形環境を提供しています。
対応プリンター


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製品構成

製品型番 | 製品名 | 内容 |
---|---|---|
MJSJ140052N | AMmeister SLICE-PKG | 基本機能、スライス機能 |
MJSJ140082N | AMmeister SUPPORT-PKG | 基本機能、サポート作成機能 |
MJSJ140092N | AMmeister SLA-PKG | 基本機能、スライス機能、サポート作成機能 |
MJSJ140122N | AMmeister STL-EDIT-OPT | STL編集機能 |
MJSJ140112N | AMmeister CAD I/F-OPT | STEP I/F |
機能紹介動画
ユースケース
STLの断面スライスの2値化(白黒画像化)
機能・特徴
- STLデータを任意のピッチでスライス
- オープンラインが発生した場合は自動補間
- SVG画像形式で出力(SVG以外の画像形式での出力もご相談ください。)
想定用途
- AIによる画像解析の入力データとして
- マテリアルジェット式3Dプリンタの入力データとして
- 目視による検査
計測データから断面画像を作成
鋳物のインペラーをCT撮影し、STLを作成。中には多数の鋳巣やヒケ巣が存在。AMmeisterで断面を2値化画像出力することで、鋳巣、ヒケ巣の状態を把握できる。
応用:画像解析、AIなどへの入力データとして活用。


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