POLYGONALmeister 機能

特徴

非連続なテクスチャへの対応

テクスチャ再構成

テクスチャ再構成

計測機で取得したデータ(左)は、形状データ(中)と非連続なテクスチャ(右)から構成されている。POLYGONALmeisterのテクスチャ再構成機能を使えば、非連続なテクスチャをまとめることができる。

テクスチャ再構成機能
データ提供:ESRIジャパン株式会社様

非連続テクスチャに対応したコマンド:簡略化、リメッシュ他
非連続テクスチャのデータに対しても効率よく編集処理が可能です。
簡略化例:精度指定0.05で簡略化した結果


精度指定0.05で簡略化した結果

編集後も形状の特徴を保持

簡略化の結果比較(精度保証簡略化)
フェイス数:46,156  精度指定:0.01

ファイル

フェイス書き出し

指示したフェイス群を外部ファイルに書き出します。

リバース機能

メッシュデータを1クリックでCAD面(IGES)を出力します。

メッシュデータを1クリックでCAD面(IGES)を出力
※CAD面出力コマンドではテクノスター社のライブラリを使用しています。

特徴

計測後のメッシュデータを、1クリックでCAD面(IGES)を出力。
リバースエンジニアリングの工数を大幅に低減します。
※更にメッシュデータの前処理をすることで、計算時間の短縮や、IGESの品質を向上することができます。

リーズナブルな価格設定

  • 一括購入価格 180万円
  • 保守料 40万円/年(初年度より)

使い方のコツ

  • IGESファイルの面に離れがある場合はお手持ちのCADで修正してください。
  • ポリゴンメッシュモデルを5~10倍してIGES出力し、IGESを元の大きさに縮小するなどすれば隙間は緩和されます。
  • ソリッドにならない場合は参照面、参照線を取り出すなどしてモデリングに活用ください。

構成

リバース機能構成

計算時間の目安

ポリゴン数10万100万500万
計算時間の目安2分15分2時間
必要メモリ16GB16GB32GB

CPU Intel Core i5/i7/Xeonにより3割程度異なります。

CAD面化事例

CAD面化時間 1分(前処理なしの場合25分)  前処理内容:クリーニング → CTメッシュ整形 → 簡略化

CAD面化時間 30秒  前処理内容:切断(4辺境界) → 細分割

CAD面化時間 10分(前処理なしの場合2時間)  前処理内容:CTメッシュ整形 → 簡略化

CAD面化時間 3分(前処理なしの場合15分)  前処理内容:クリーニング → 簡略化

CAD面化時間 4分  前処理内容:なし

CAD面化時間 1.5分(前処理なしの場合6分)  前処理内容:クリーニング → 簡略化

ホーム

クリーニング

面の裏返りや、微小な隙間など、3Dプリンターで出力する際にメッシュの問題箇所を、初心者でも簡単に修正することができます。

スムージング

特徴保持:折れている稜線が丸みを帯びることや、丸みを帯びた稜線の丸み半径が大きくなるということなくスムージングが可能です。

ドローンで写真計測した地形へ適用事例

データ提供:ESRIジャパン株式会社様

簡略化

理化学研究所「産業界との融合的連携研究制度」の成果

型技術ワークショップ発表資料はこちら

精度保証:元の形状との最大離れ距離を指定することが可能です。他に、サイズ指定、部分簡略化も可能です。

POLYGONALmeisterでは簡略化後も円弧形状が保もたれている。

テクスチャが付いたデータの簡略化例 データ量約10分の1

細分割

周辺のポリゴンとの位置関係から、各ポリゴンの三角形内部のふくらみを推定し、ふくらみを考慮した細かなポリゴンに分割する機能です。

株式会社イーフロンティア様 提供

リメッシュ

後工程で利用しやすいように、正三角形に近いメッシュを再作成します。

切断

メッシュを平面で切断します。切断して、一方を取り除くことも、両方を残すこともできます。
切断箇所の交線が閉じる場合は、切断箇所を平面で埋めることができます。

トリム

集合演算

 

シェル配置(位置合わせ)

ベストフィット

円筒合わせ(既存機能)

基本立体

編集

CTメッシュ整形

CT計測由来のメッシュによく見られる表面の凹凸、段差や、スジ状のフェイスの偏りを軽減し、滑らかで、正三角形に近いフェイス群になるよう、メッシュを整形します。

光学式メッシュ整形

レーザ計測など光学式計測由来のメッシュに見られる形状の不良不正箇所の改善を1クリックで実行可能です。

  • 表面の微小な凹凸を軽減します
  • 光が届かないことによるメッシュの欠損を補完します
  • 計測対象物の端部を計測することによりメッシュ端部の形状の乱れを軽減します
  • 自己交差などクリーニングコマンドが検出する問題箇所を修正します
  • の形を正三角形に近づけます

デフィーチャ

メッシュにあいた貫通穴、袋穴、突起など特徴的な部位を、利用者が範囲を指示して取り除きます。


不要形状を囲って実行ボタンを押すだけ。

穴埋め

穴埋めしたい箇所を個別に指示で穴埋めできます。

【部分穴埋め】
個別に指示したメッシュ外周の凹部分など、シェル境界の一部分だけを埋めます。

【部分穴埋め】
個別に指示したメッシュ外周の凹部分など、シェル境界の一部分だけを埋めます。

穴の整形

抜き穴あけ

面直、X軸、Y軸、Z軸方向に指定した径の貫通穴を空けます。
穴中心はピック位置となります。

貫通・袋穴埋め

メッシュにあいた貫通穴や袋穴を検出して埋めます。

突起除去

閾値により突起を一括検出し削除します。

フェイス削除

領域指示、3D球(下図)により選択されたフェイスを削除。

強力自己交差除去

オフセット

厚み付け

メッシュに厚みをつけます。立体のように閉じたメッシュの場合、中空の立体を作ります。
開いたメッシュの場合には、厚みを持った立体が作られます。



適用例:複雑な血管の内壁に厚みをつけて3Dプリント

モーフィング

投影立体

面状のフェイスを投影して立体を作成

差異立体

形状の差異を比較し、差異を立体として出力。差異立体の体積、表面積、サイズをCSVにて出力可能。
地形の経年比較、土木工事の進捗管理などに利用可能。

平面・円筒面化

移植

ループカット

色の境目などめだたない場所で切断

稜線化

端フェイス削除

延長

開いたメッシュの端部を延長します。

エッジ入替え

メッシュの細部の形状を変更する機能です。指示したエッジを、そのエッジの両側のフェイスの頂点を結ぶ直線に入れ替えます。
下の例では、エッジABをエッジCDに入れ替えます。

頂点併合

メッシュの細部の形状を変更する機能です。指示頂点を、その頂点に隣接するいずれかの頂点の位置に移動し、一つの頂点にまとめます。

頂点整列

緑色の頂点を赤矢印の先の位置から青い矢印の先の頂点の位置にドラッグすると、エッジ列を変更できます。


「実行」をクリックすると、青く一時図形表示されていた位置に、頂点が移動します。

フェイス分割

分割する位置を指示して、フェイスを分割する機能です。

評価

プロパティ

メッシュ、シェル単位で、体積、表面積、重心などを算出。Csv出力可能。

距離分布

2つのデータの差異をカラーマップで表現します。

  • 形状として取り出したい場合は差異抽出コマンドを利用ください。


金属板を3次元計測した後、平面との差異をカラーマップで表現した例

断面線表示

経路表示

指示された二つの頂点を結ぶエッジ列を表示します。
メッシュの中に、繋がっていないはずの部分が繋がっている場合、意図せず繋いでいる箇所を検出するのに便利な機能です。

厚み検査

メッシュの厚みを検査します。


【厚い画所(青)】3.0mm-2.5mm 【薄い箇所(緑)】2.5mm-2.0mm
【極薄箇所(黄)】2.0mm-1.5mm 【危険箇所(赤)】1.5mm-0.0mm

凹凸検査

表面に微細な凹凸を持つメッシュの凹凸の程度をカラー分布(ヒートマップ、フェイスごとのカラーマップ)表示します。

差異拡大断面線

基準平面(青)と計測データの差異を30倍に拡大(緑)した例。IGES出力可能。

色・調整

塗りつぶし

色のないフェイスを色またはテクスチャで塗りつぶせます。

テクスチャ位置合せ

2つのデータの差異をカラーマップで表現します。

色の転写

あるモデルの色を別のモデルに転写します。
用途例
テクスチャのついたオリジナルモデルを、テクスチャを外して編集処理し、最後にオリジナルモデルのテクスチャを編集後のモデルに転写

テクスチャ再構成

左図のような非連続のテクスチャから、必要な領域のテクスチャを再構成します。


データ提供:ESRIジャパン株式会社

頂点色化

テクスチャを頂点色に変換


データ提供:株式会社ミマキエンジニアリング

セグメンテーション

1クリックでセグメンテーション。色ごとに部位を抽出したり編集処理することが可能です。

CADデータ

計測データ

境界編集

境界の調整とスムージング

領域のマージ(セグメンテーションで自動領域分けされた領域を指示により結合します)

セグメンテーションと境界編集の利用例

3Dプリント

造形配置

中央配置、Z0配置、X軸90度回転、Y軸90度回転、フィット。
造型テーブルサイズを参照しながら、配置を行なったり、切断位置を決めることができます。

ピン付き切断

Z補正

表方向がZマイナスを向いているフェイス群を、Zプラス方向に指示量だけ移動させます。

地形

地形メッシュ化

GeoTIFF(地理情報付き画像ファイル)を3次元メッシュ化します。

格子状メッシュ作成

ドローンやレーザ計測機から得られた点群から格子状の3次元メッシュを作成

土量/空間体積

データ提供:ESRIジャパン

出来形ヒートマップ

計測データと基準との差異をヒートマップで表現します。

レリーフ

レリーフ作成/レリーフ埋込み/スタンプ

文字レリーフ

β版

領域穴埋め

ラッピング

外側のメッシュを利用してメッシュを再作成します。